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呂岱

呂岱はもう死んでいた?帳簿の上で生き続ける刺史

  • 2009-10-23 (金)
  • 社会
  • 作成者:玄鵬

中華よりはるか南方の交州には、齢九十を越える刺史が治めているということで有名だ。彼の名は呂岱、字は定公。反乱鎮圧にも大功のあるベテラン将軍で、呉国の陛下の信任も厚く、彼の在任中は交州は安泰だともっぱらの評判である。

ところが、つい最近になってとんでもない話が持ち上がっている。なんと呂岱氏はとうの昔に死亡していたというのだ。類まれな長寿を誇る彼がもうこの世の人ではないとは穏やかではない。いったいどういうことか。

かつて交州刺史を務めた経歴を持つ歩隲丞相に聞いた。
「ここのところ辺境に勤務している官吏の平均年齢が以上に高くなっておりまして、そこで担当官に聞いたんです。『この人たちは本当に生きてるんですか?』って。そしたらその担当の方は『多分、生きてないと思います』」

これは衝撃の事実だ。もう死んでいるのに職務に就き続けている・・・そんなことがありえるのだろうか。
「ありえますね。たとえば極端な話―実際あった事件ですけど―、高官を埋めて、……殺すわけじゃないですよ。自然に亡くなったんだけれども、届け出して埋葬するとバレてしまうから、そのまんま穴掘って埋めて、そのまんま管理職不在で好き放題している地方が現実にいて、摘発されることも何回か過去にあった。何が起きてるかというと、本当は死んでるんだけども、中央のデータ上は生きてるという高官が」

死んだ高官の裏でのさばっている連中がいる。しかも険阻な地形と遠路で覆い隠され、死亡届も出ていないから生きているか死んでいるかさえわからない…。しかも、刺史だけにとどまらず、太守も軒並み死亡しているケースが少なくないというのだから、事態は深刻だ。呉国の正統性のためにも、辺境統治体制の見直しと呂岱氏らの弔いが急務だ。

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